SUBEシルクパジャマの洗濯方法

SUBEシルクパジャマの洗濯方法

シルクはお洗濯が大変?

デリケートなシルクについて、洗濯方法に不安を抱える方も多いかもしれません。しかし、なぜシルクがデリケートとされるのかを知れば、適切な扱い方が分かり、もっと気軽にシルクを活用できるようになります。

お洗濯方法をご説明する前に、まず、通常のシルクが手洗いを必要とされる理由を見ていきましょう。

 

通常のシルクが手洗いを必要とする訳

ポイントは、シルクが人の肌や髪と似たタンパク質で構成されているということです。もし私たちの肌や髪がどのような扱い方をするとダメージを受けるのかを考えてみましょう。

肌や髪にとって良いケア方法は何でしょうか。そんなイメージをすることで、シルクの適切な取り扱いが理解しやすくなるかもしれません。 

シルクをお洗濯する際に難しいとされる主な原因は、

・洗濯時の摩擦による白化現象が起こる(フィブリル化)

・水洗いによって縮む 

シルクは極細の繊維で構成されたフィブリルが束になっていますが、洗濯などの摩擦が加わると、この束になったフィブリルがバラバラにほつれて毛羽立ち、色が白く変化してしまいます。

これがフィブリル化と呼ばれる白化現象です。

肌や髪をゴシゴシ洗うと、硬くなったりカサカサになったりしますよね。シルクも摩擦に弱いのです。

したがって、摩擦をできるだけ避ける必要があります。

 

洗濯機で洗えるSUBEのシルクパジャマ

 通常、シルク製品は手洗いやクリーニングが推奨されますが、私たちの忙しい日常生活の中で手洗いは手間がかかるものです。

シルクを日常的に使いたいと思っていても、手洗いが原因で続けることができない場合もあるでしょう。 

 

SUBEのパジャマは、どうにかシルクを日常使いしたいという想いから生まれました。

SUBEで使用されているシルクは、白化現象や収縮を抑える特殊な加工が施されています。そのため、洗濯機でのお洗濯が可能になりました。

もちろん、手洗いすれば更に長持ちさせることに繋がりますので、忙しい時や疲れている時には「洗濯機」を利用し、時間に余裕のある時には「手洗い」するというふうに、ぜひ上手に使い分けてみてください。

 

 

洗濯機洗い

①裏返して洗濯ネットに入れる

パジャマは表より裏側に汗や皮脂の汚れが付いていますので、裏返して洗濯ネットに入れます。

 

②水温20~30℃程度、水量はたっぷり

冷たすぎると汚れが落ちにくいので、20~30℃が適温です。洗剤と汚れが引っ付き、衣類がゆったり水中を泳ぐことで、汚れが浮き出ます。なので衣類がゆったり泳げるよう水量はたっぷりめがおすすめです。

 

③中性洗剤 ※これは必ず!

洗剤には「弱アルカリ性」洗剤と、おしゃれ着用の「中性」洗剤があります。「弱アルカリ性」は汗や皮脂など酸性汚れを中和して落とす力が強力のですが、タンパク質を溶かす性質があります。

食器洗剤が「中性」なのも手を傷めないためだそうです。汚れを落とす力は「弱アルカリ性」に比べると低いですが、素材を傷めにくいので、手と同じタンパク質のシルクも「中性」洗剤が適しています。

漂白剤はさらに「アルカリ性」が高いので、ご使用はお避けください。

 

④洗う・すすぐ

「標準コース」の場合は、摩擦軽減のため水量を多めにしてください。

「ドライコース」を使用すれば、「標準コース」よりも摩擦を減らせるので長持ちに繋がります。

 

⑤脱水は短く

摩擦時間を少なくし劣化を遅らせるため、調整可能であれば脱水時間は短めがおすすめです。脱水時間が長いとシワも取れにくくなります…。

 

⑥陰干し

脱水が終わればすぐに取り出し、空気を含ませるように軽く振りながらシワを取り、直射日光の当たらない風通しの良い日陰で干します。人の肌と同じで直射日光に長く当てると劣化を早めてしまいます。

 

手洗い

①水温20~30℃程度、中性洗剤

20~30℃の水に「中性」洗剤を溶かします。洗濯機と同じく、水量はたっぷりで。

 

②水中で泳がすか優しく押し洗い

ゴシゴシ擦ると劣化を早めるので、パジャマの一部を軽く摘まんで水中を泳がすか、軽く押し洗いします。約30秒程。

 

③すすぐ

新しい20~30℃の水で、洗う時と同様、水の中で揺するか軽く押しながら、泡が出なくなるまですすぎます。約3回程度。

 

④脱水

強く絞ると繊維が傷つくので、手にのせ軽く押しながら水分を落とし、タオルドライで残りの水分を取り除きます。

 

⑤陰干し

洗濯機と同様、脱水後はすぐに干しましょう。空気を含ませるように軽く振りながらシワを取り、直射日光の当たらない風通しの良い日陰で干します。

 

※シルクはシワになりやすい素材です。「洗濯機で洗えるための加工」は、シワに対して効果はありません。手洗いに比べ脱水が強力な洗濯機洗いはシワが出やすくなります。洗濯機洗いの場合は、脱水を軽めにし洗濯機が止まったらすぐに取り出し、空気を含ませながらしっかり振ってシワを伸ばして干すことでシワが軽減されます。

 

ぜひ洗濯機を利用し、タイムパフォーマンスよく体を労わる最高の睡眠時間をお過ごしください。

戻る