デリケートなシルクはお洗濯に不安をお持ちの方も多いかと思います。でも、なぜデリケートだと言われるのかを知ると、シルクをどのように扱えばいいのかが分かってきます。
まずは、普通のシルクの特徴からなぜ手洗いが必要と言われるのかを見ていきましょう。
ポイントはシルクが人の肌や髪と似たタンパク質でできているということです。
人の肌や髪だったら、どんな扱い方だとダメージを受けてしまうでしょうか。肌や髪にとって良いことって何でしょうか。そんなことをイメージしていただくと扱いやすくなるかもしれません。
そんな人の肌や髪に似たシルクのお洗濯が難しいとされる大きな原因は、洗濯時の摩擦でフィブリル化という白化現象が起こり、さらに水洗いで縮むという欠点などがあるからです。
肌や髪もガシガシ洗うと硬くなったりカサカサになったりしますよね…。シルクも摩擦に弱いんです。
シルクはフィブリルという極細の繊維が束になった状態なのですが、洗濯などの摩擦が加わると、この束になったフィブリルがバラバラにほつれ毛羽立つことで、色が白っぽく変化してしまいます。
これがフィブリル化という白化現象です。なので摩擦をなるべく避けなければいけません。
そのため、通常シルクは手洗いやクリーニングでのお洗濯が推奨されているのです。
ですが、SUBEで使用しているシルクは、この白化現象と収縮を起こりにくくする加工を施しています。ですので洗濯機洗いが可能です。
もちろん手洗いはSUBEのシルクにとっても優しい洗い方なので長持ちに繋がります。
時間がない時やお疲れの時は「洗濯機」、ゆとりのある時には「手洗い」とぜひ使い分けてみてください。
洗濯機洗い
①裏返して洗濯ネットに入れる
パジャマは表より裏側に汗や皮脂の汚れが付いていますので、裏返して洗濯ネットに入れます。
②水温20~30℃程度、水量はたっぷり
冷たすぎると汚れが落ちにくいので、20~30℃が適温です。洗剤と汚れが引っ付き、衣類がゆったり水中を泳ぐことで、水中に汚れが浮き出ます。なので衣類がゆったり泳げるよう水量はたっぷりめがおすすめです。
③中性洗剤※これはぜひ必ず!
洗剤には「弱アルカリ性」洗剤と、おしゃれ着用の「中性」洗剤があります。「弱アルカリ性」は汗や皮脂など酸性汚れを中和して落とす力が強力のですが、タンパク質を溶かす性質があります。
食器洗剤が「中性」なのも手を傷めないためだそうです。汚れを落とす力は「弱アルカリ性」に比べると低いですが、素材を傷めにくいので、手と同じタンパク質のシルクも「中性」洗剤が適しています。
漂白剤はさらに「アルカリ性」が高いので、ご使用はお避けください。
④洗う・すすぐ
「標準コース」の場合は、摩擦軽減のため水量を多めにしてください。
「ドライコース」を使用すれば、「標準コース」よりも摩擦を減らせるので長持ちに繋がります。
⑤脱水は短く
摩擦時間を少なくし劣化を遅らせるため、調整可能であれば脱水時間は短めがおすすめです。脱水時間が長いとシワも取れにくくなります…。
⑥陰干し
脱水が終わればすぐに取り出し、空気を含ませるように軽く振りながらシワを取り、直射日光の当たらない風通しの良い日陰で干します。人の肌と同じで直射日光に長く当てると劣化を早めてしまいます。
手洗い
①水温20~30℃程度、中性洗剤
20~30℃の水に「中性」洗剤を溶かします。洗濯機と同じく、水量はたっぷりで。
②水中で泳がすか優しく押し洗い
ゴシゴシ擦ると劣化を早めるので、パジャマの一部を軽く摘まんで水中を泳がすか、軽く押し洗いします。約30秒程。
③すすぐ
新しい20~30℃の水で、洗う時と同様、水の中で揺するか軽く押しながら、泡が出なくなるまですすぎます。約3回程度。
④脱水
強く絞ると繊維が傷つくので、手にのせ軽く押しながら水分を落とし、タオルドライで残りの水分を取り除きます。
⑤陰干し
洗濯機と同様、脱水後はすぐに干しましょう。空気を含ませるように軽く振りながらシワを取り、直射日光の当たらない風通しの良い日陰で干します。
※シルクはシワになりやすい素材です。「洗濯機で洗えるための加工」は、シワに対して効果はございません。手洗いに比べ脱水が強力な洗濯機洗いはシワが出やすくなります。洗濯機洗いの場合は、脱水を軽めにし洗濯機が止まったらすぐに取り出し、空気を含ませながらしっかり振ってシワを伸ばして干すことでシワが軽減されます。