シルクにはさまざまな織り方の生地があり、それぞれが異なる見た目や風合いを持っています。
理想的なシルクパジャマを見つけていただけるよう、2種類の生地を定番としてご用意しております。
SATIN-サテン-
まず、サテン生地です。
シルクと聞くと、光沢のあるサテンが思い浮かぶのではないでしょうか。サテンは「朱子織り」と呼ばれる織り方であり、その織物の総称でもあります。
サテン生地は表面に多くの縦糸(または横糸)が現れ、横糸(または縦糸)と交差する点が少ないため、凹凸が非常に少なく、糸が密に詰まっています。
そのため、光沢があり滑らかな肌ざわりになるのです。シルク糸の特徴である「光沢と滑らかさ」に加え、織り方によるものでもあります。
また、シルクはしわになりやすい素材ですが、サテン生地は使い続けることでしわが重なり、柔らかくなります。
自分の肌になじむ風合いに変化していくこのシルクのエイジングも、愉しみの一つです。
ぜひ、優雅な雰囲気の光沢としっとり滑らかな肌ざわりをお楽しみください。
【現在SUBEで展開している生地の厚み】
・20匁 (オールシーズン向き)
TWILL-ツイル-
次に、ツイル生地です。
シルクパジャマはサテン生地が使用されたものが多く、ツイル生地は少し珍しいかもしれません。
ツイルは「綾織り」と呼ばれる織り方であり、その織物の総称でもあります。
デニムやギャバジン、カルゼなどと同じ織り方で、斜めに畝が現れるため、肌触りはさらりとしていてハリ感もあり、カジュアルな雰囲気が漂います。
綾織りによる表面の凹凸は光沢感を抑え、控えめな微光沢が特徴です。
ツイル生地は、サテン生地よりもコシのあるしっかりとした風合いですので、最初は洗うと少しゴワっとした印象かもしれません。
しかし、使い続けると次第にくたっと柔らかくなり、自分の肌に馴染む風合いへと変化していきます。
サテンと同様にこのシルクのエイジングが愉しみの一つです。
微光沢で上品なカジュアルさと、サラッとしたドライな滑らかさが特徴のシルクツイルの風合いをぜひお楽しみください。
【現在SUBEで展開している生地の厚み】
・19匁 (オールシーズン向き)